一瓢斎

一瓢斉の歴史
HISTORY OF IPPYOSAI

京都の蒔絵師として活躍を続けている伝統的な蒔絵師が一瓢斎です。その繊細でありながらもきらびやかな装飾は他の地域のものに比べるとまた一風変わった独特な雰囲気を持ち合わせており、心を豪華な気分にさせてくれる、そのような印象をもちます。京蒔絵の第一人者として活躍を続けている一瓢斎ですが、現在も七代目が活躍しています。蒔絵を現代に伝え、その伝統は個展などを通して広められ、江戸時代から続いている名門という立場を守り続けています。 一瓢斎では代々「伝統図案」が受け継がれています。この伝統図案を用いた作品づくりを続けることが江戸の初期の頃の技がまだ残っているということにつながっています。現代的な茶道を意識していることからも、格式高い作品づくりもまた魅力と言われています。昔ながらのモチーフであっても、そこにユーモアや洒脱な感性を取り入れており、見る者を魅了し続ける作品づくりが特徴となっているのです。その至高の蒔絵は棗に多くに描かれています。その棗なのですが、サイズ的にも非常にコンパクトですので、描くだけでも素人には到底真似のできるものではありません。棗のような小さなキャンバスの中に、自らの思いを全て詰め込めてしまうという高い技術を備えている作家は数少ないのではないでしょうか。